焚
乳白色の中を泳ぎ炉の埋み火に恋をした温み仄かな安らぎが冷やされた骨を慰める濁り水を払い死の香りを祓いすっかり枯れた内奥に琥珀の歓びが注がれ飲み干せば喉から胸へと紅潮が伝う萎れた落ち葉を踏んだ悲しみも湿った木々に触れた虚しさも炉の中の優しさに溶かして飲み干したい
ケイスケ
想い出
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焚
乳白色の中を泳ぎ炉の埋み火に恋をした温み仄かな安らぎが冷やされた骨を慰める濁り水を払い死の香りを祓いすっかり枯れた内奥に琥珀の歓びが注がれ飲み干せば喉から胸へと紅潮が伝う萎れた落ち葉を踏んだ悲しみも湿った木々に触れた虚しさも炉の中の優しさに溶かして飲み干したい
ケイスケ
想い出
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